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漫画作品の「復刊・復刻の現在地」を手がかりに、学童舎主宰・川口貴弘さんが手がけた松本かつぢ『？（なぞ）のクローバー』復刊の取り組みを紹介。
制作プロセス、コスト設計、読者体験のデザインまでを辿り、過去作を現代に届け、いかに未来へ遺すかを考察します。
後半は、小寺鳩甫『家庭漫画 ターちゃん』や麻生豊『ノンキナトウサン』など戦前漫画の復刻を個人で行う新美琢真さんと、版権管理者／出版社編集としてバロン吉元作品の復刊に
現在進行形で取り組むエ☆ミリー吉元がディスカッション。
市場価値と批評的評価の二軸から、過去作の継承やその可能性を多角的に探ります。
学童舎主宰。宝塚大学東京メディア芸術学部准教授。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。京都芸術大学大学院芸術研究科修了MFA取得。展覧会企画、広報デザイン、ブックデザインなどを手掛ける。主な復刊企画とデザインに、松本かつぢ『？（なぞ）のクローバー』、手塚治虫『あわてみみちゃん』、赤塚不二夫『Fujio☆Akatsuka -Original Gagsta-』など。主な執筆媒体に『Pen』『Pen+』手塚治虫特集号、『まんが道大解剖』など。展覧会企画に「松本かつぢ展」（2024）などがある。
フリーランスのイラストレーター・デザイナーの傍ら在野のマンガ研究者として展覧会企画・イベントなどを手掛ける。2023年より現職。 夜鳥文庫の屋号で古いマンガの復刻や資料集の制作なども行っている。
主な展覧会企画に「のらくろであります！田河水泡と子供マンガの遊園地」(2019年)、「台湾の少年と日本の少年～巡り合うマンガ文化の百年～」(2025)などがある。
1993年東京都生まれ。自身の創作活動と並行し、漫画家である父・バロン吉元のマネジメントを2015年から開始。展示キュレーションや書籍編集、イベント企画等を手掛ける。
2022年リイド社入社、マンガレーベル「トーチ」の編集者としてエルド吉水『龍子 RYUKO』等を担当。
近年は漫画家の家族の立場から、原画アーカイブや保存問題についてのリサーチに取り組む。
