「漫画の海外展開」というと、多くの方は、海外での翻訳出版を思い浮かべるでしょう。しかしこのセッションでは、子供の頃に漫画を読んで育ち、それを仕事にしようと決意したクリエイターや編集者が世界各地に存在することに着目します。海を超えた人材の広がりこそが、漫画の新しい国際展開の形でもあるのです。今や、漫画を翻訳するだけでなく、世界各国でオリジナルの漫画を作り出し、独自の文化と融合させていく時代が来ています。
このセッションでは、フランスや台湾、日本の漫画業界の最前線で活躍する編集者や出版社の代表者が登壇し、彼らがオリジナルの漫画制作に挑む理由、これまでの日本の漫画との違い、そして新しい時代に求められるポイントについて語ります。
パネリストたちは、それぞれ独自の視点とアプローチで漫画の新しい可能性に挑戦しています。日本の漫画家を海外からデビューさせる取り組みや、逆に海外の作家を日本の漫画業界に送り出すプロジェクト、さらには海外で生まれた作品を日本国内で直接流通させる新たな流れなど、その手法は実に多様です。また、日本の出版社と海外クリエイターが手を組んで、全く新しい作品を生み出すという、国境を越えた協業も加速しています。
各パネリストの取り組みは、まさに漫画の国際展開における新たな扉を開くものです。このセッションを通して、従来の枠にとらわれない発想と、グローバルな視点での漫画制作の魅力を体感してください。
進行:
・自分たちでオリジナルマンガを制作しようと思ったきっかけ
・今までの日本のマンガと違う点とは?
・新しい時代のマンガ家や出版社に必要なものとは?
・これまでの手応えと今後の挑戦について など