【WACOMスポンサードセッション】
LOTTEガーナチョコレート「Gift」に見る、アニメーションMVの表現と可能性
LOTTE「ガーナチョコレート」のキャンペーン「Gift」のテーマソングであり、Eveとヨルシカのsuisによるコラボレーション曲「平行線」のアニメーションMV。2月に公開されるな否や、国境を超えて注目を集めている本作をめぐり、監督・依田伸隆(10GAUGE)と、アニメーションディレクター・押山清高(Studio DURIAN)をゲストに、その制作工程を紹介するとともに、デジタルツールの活用した演出、近年急増するアニメーションMVの可能性まで幅広くお話いただきます。
Profile
登壇者/モデレーター プロフィール
*プロフィールはすべて開催時のもの

依田伸隆よだ・のぶたか
1977年生まれ。ディレクター/映像制作会社10GAUGE代表。主に劇場作品の予告編やアニメーション作品のPV、CM、MVの制作を軸に多数の作品に関わる。2020年LOTTEピンクバレンタイン『心予報』、『君の名は。』『天気の子』予告編、『僕らまだアンダーグラウンド』MV、『ドラえもん』『おそ松さん第2期』OP制作など。2018年度東京アニメアワード・フェスティバル美術・色彩・映像賞受賞。2020年Eve『僕らまだアンダーグラウンド』にて、SSTV MUSIC AWARD 2020『BEST ANIMATION VIDEO』を受賞。

押山清高おしやま・きよたか
1982年生まれ。アニメーター/アニメーション監督/デザイナー/イラストレーター。『風立ちぬ』『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』『借りぐらしのアリエッティ』『鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星』『電脳コイル』など多数の作品に携わる。『フリップフラッパーズ』で初監督、その後アニメーション制作会社の株式会社ドリアンを設立しオリジナル短編アニメーション『SHISHIGARI』を制作。MIFA2019では「押山清高の作画添削教室 break the rule」を開催。著書に『作画添削教室 神技作画シリーズ』がある。

轟木 保弘とどろき・やすひろ
2004年ワコム入社後、営業の傍らマンガ・イラスト・CG系イベントを長年担当し、2018年9月より現職。 国内外のデジタル作画事情に精通し、スタジオへの導入支援、技術協力、セミナーの開催など連携に奔走。 2015年より開催されているアニメ制作技術に特化した技術イベントACTF(アニメーション・クリエイティブ・テクノロジー・フォーラム) では、第1回から総合司会および モデレーターを務めている。

高瀬康司たかせ・こうじ
アニメーション研究・批評。「Merca」主宰。各種アワードの審査員や「マンガ・アニメ3.0」編集長などを歴任。近年の主な仕事に、編著『アニメ制作者たちの方法――21世紀のアニメ表現論入門』(フィルムアート社、2019年)、『美術手帖』2020年2月号「特集:アニメーションの創造力」(監修)など。