10:00-11:00  配信B会場 

個人作家のキャリアデザイン2

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アニメーションの個人作家たちは、どのようにしてそのキャリアを組み立て、展開していくのか?
山村浩二は、1980年代より作家活動を続け、2000年代にオリジナル作品『頭山』(アカデミー賞ノミネートなど)で全国的な注目を集めた。近年では絵本作家としての活動も活発で、2021年は初の長編作品(日仏共同製作)の完成を控えてもいる。ウェブ上での活動や東京藝術大学大学院映像研究科での教職などを通じて、世界の個人作家たちの紹介や後進の育成にも励んでいる。


岡本美津子は、プロデューサーとして、『デジタルスタジアム』『テクネ 映像の教室』などを通じて数々の個人作家たちに活躍の場を提供してきた。また、山村の同僚として作家の育成に携わりつつ、ゲームとのつながりを探ろうともしている。


本セッションでは、二人のゲストがその活動を振り返り、何を考えながら次の一手を打ち続けてきたのかを明らかにすることで、日本における1980年代からの個人アニメーション作家史を再発掘し、ターニングポイントを探っていく。

 

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Profile
登壇者/モデレーター プロフィール

*プロフィールはすべて開催時のもの
山村浩二
山村浩二 やまむら・こうじ

1964年生まれ。「頭山」がアヌシー、ザグレブをはじめ世界の主要なアニメーション映画祭
で6つのグランプリを受賞、第75回アカデミー賞®短編アニメーション部門にノミネート。「カ
フカ 田舎医者」「マイブリッジの糸」など、他の短篇と合わせ100以上の映画賞を受賞。絵本作
家としても活躍。これまでの業績に対し、川喜多賞、芸術選奨賞受賞。紫綬褒章受章。映画芸
術科学アカデミー会員、東京藝術大学教授。

岡本美津子
岡本美津子 おかもと・みつこ

東京藝術大副学長・同大学院映像研究科教授。

京都大卒業後、1987年NHK入局。
2008年、東京藝術大学大学院教授。
2017年、同大学副学長。大学での教育・研究活動の傍ら、プロデューサーとしてNHK・Eテレ「2355」「0655」などを制作。

「東京藝術大学ゲーム学科(仮)0年次制作展」(2018年)など新しい技術やメディアを使った表現にも取り組む。

土居伸彰
土居伸彰 どい・のぶあき

1981年東京生。株式会社ニューディアー代表、新千歳空港国際アニメーション映画祭フェスティバル・ディレクター。ロシアの作家ユーリー・ノルシュテインを中心とした非商業・インディペンデント作家の研究を行うかたわら、AnimationsやCALFなど作家との共同での活動や、「GEORAMA」をはじめとする各種上映イベントの企画、『ユリイカ』等への執筆などを通じて、世界のアニメーション作品を広く紹介する活動にも精力的に関わる。2015年にニューディアーを立ち上げ、海外作品の配給を本格的にスタート。国際アニメーション映画祭での日本アニメーション特集キュレーターや審査員としての経験も多い。著書に『個人的なハーモニー ノルシュテインと現代アニメーション論』(フィルムアート社、2016年)、『21世紀のアニメーションがわかる本』(フィルムアート社、2017年)など。

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